メンター通信 バックナンバー
| 日時 | タイトル |
|---|---|
| 2023/04/25(火) 08:00 | MFBメンター通信:Chat GPTでは回答不能なこと |
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MFBメンター通信
Chat GPTでは回答不能なこと
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こんにちは。人間力研究所 MFBメンターの
Ennea ヒロこと 湯田博和 です。
人間力研究所とは、誰もがメンターという
相談相手を持てる世の中づくりを目指し、
MFBメンターを育成している一般社団法人です。
今日は、「ウォークマンと、iPod & iTunes Storeとの間にある超えがたい壁」のテーマで考えてみます。
さて、今、目の前のテーブルの上に、一台のSONYのウォークマンが鎮座ましましているシーンを想像してみてください。
さっきから、右手を顎に当て、腕組みしながら、ぐるぐるテーブルの周りを回っている男がいます。
男の名はスティーブ・ジョブズ。
時代は2000年、場所はアップル本社のダルシマー研究開発部の一室。
ダルシマーとは、のちにiPodと呼ばれることになる音楽再生機器の秘密のコードネームです。
チームの使命は、ジョブズが愛してやまないSONYと、世界市場を席巻中のウォークマンを遥かに凌駕する商品を生み出す事!
今や、ウォークマンは世界中の若者のストリート文化を変えた憧れの象徴となっていました。
商品のコンセプトは、世界最小のMP3プレイヤーと、最長寿命の電池、そして最大曲数と、最速のアップロード機能を搭載する革命的な機器。
当初、ラジオを合体させるプランもあったようですが、機器とインターネットとを結びつける画期的なアイディアは、早くからジョブズの頭の中にあったと言われています。
復帰後、iMacのメガヒットで息を吹き返したアップルの経営を盤石のものとし、PCを日常生活に必須のアイテムに育てるには、若者文化と音楽市場の力が必要でした。
ジョブズ自身が音楽の愛好者で(例えばビートルズやボブ・ディラン)、カウンターカルチャーとヒッピー文化と、禅の哲学(ミニマリズム)の信奉者だったことも大きい。
ウォークマンは、ジョブズから見て、音質の高さは抜群でしたが、多機能で複雑な操作が多く、ジーパンに手を入れて持ち歩くには重くて、使い勝手が劣っていると思っていたふしがあります。
また当時の音楽市場では、CDを購入するために店舗に足を運ぶ必要があり、広大なアメリカで、合理的な思考を好む若者にとってそれは、時間と手間と効率性の上でのロスだと考えられていました。
さて、以上の解決すべき「不」の課題を説明した上で、ここからが本稿の着眼点と重なります。
ジョブズは、機器(再生装置)とインターネットとをつなぐアイディアをいつどこでどのように得たのでしょうか?
さっそくChat GPTに質問してみましたが、私の満足のいく回答は返ってきませんでした。
ならば自分で想像してみるほかありません。
時は1986年の夏、場所はカリフォルニア州にある禅寺(タサハラ禅マウンテンセンター)。
11時間に亘る座禅に挑むジョブズの姿がありました(証言がある)。
前年に自ら創業したアップル社を追放され、NeXT社を立ち上げたものの、心はまだまだ失意の最中でした。
「間」とは何か? ジョブズは弘文老師に問います。
「空」とは何か?
「無」とは何か?
「仏性」とは何か?
「間」を感覚的に会得するために、弘文老師は書を書かせたようです。
ジョブズは、カリグラフィー(手書き文字)に並々ならない拘りを抱いていましたから。
例えば「誤」という漢字は14画の画数を持ち、言部に属しますが、それだけでは何ら本質的な説明になりません。
14画の黒い線と、背景の紙の白地から成る。
むしろ白地が「誤」を際立たせ、形と意味を生む。
書の黒と、背景の白とは対等な存在です。
どちらが欠けても存在しませんよね。
建物と空間、建物内部の部屋と部屋との間仕切りも同様です。
禅では常に空間を意識し、空間に着目します(色即是空空即是色)。
書道では、狭義の空間や時間の「間」だけでなく、私たちの内面の「間」(気の勢い)も重視するため、自己の内面の探求につながっています。
つまり空間も時間も、生きられたものとして体験されています。
空の雲(クラウド!)にも仏性はあると考えます。
仏性とは、仏としての性質ですが、私見では、救いでもあると思います。
そう考えると、雲と私たちとはつながってくる。
あとは個々の機器と、膨大なインターネット空間(空と雲)とをつなぐ回路を構築すればよい。
詳細は省きますが、ジョブズが体験した経行という歩行禅(歩く瞑想)と、iPodの円形のタッチ・コントロールの採用とはつながっていると思われます。
もちろん、一回だけの体験でというよりは、ジョブズの長年の禅体験が積み上げられて、ある日ひらめき、そしてそのひらめきを、言葉でエンジニア達を説得できる確かなものにし、エビデンスを固めて行ったというのが真実だと思います。
そして、iPodとiTunes Storeとの組み合わせとは?
西洋哲学的に言うと、個体(個人)と普遍性(全体)との融合に他なりません。
飽くなき自由と創造性を求めるユーザー個人と、膨大で普遍的な、可能性に開かれたデジタルプラットフォームとの融合。
技術と人間性との融合でもある。
ジョブズが築いたアップル帝国のビジョンは、テクノロジーとリベラルアーツの交差点というビジョンでした。
本稿では触れられませんでしたが、弱肉強食の資本主義経済の中での激烈な競争と、その結果としての犠牲と、いくつかの産業の衰退を伴うものではありましたが。
一方で、禅僧の役割とは、狭義の物質主義からの解放を教え導くことです。
空間に存在する視えるものと、存在しない視えないもの、このふたつの関連性を考える。
ジョブズは言葉の正確な意味で、稀有な物質主義者(マテリアリスト)でしたが、哲学があり、人類のデジタル化を推進する明確なビジョンを持っていました。
0と1で記録するデジタル世界では、品質による差別化(優位性)が困難になるのを予測していました。
Chat GPTを公開したOpen AI社のCEOが、「AIが人類全体に利益をもたらし、人間に友好的なAIを普及発展させることを目標にしている」と、ビジョンを語っていたのが印象的でした。
(了)
さて、人間力研究所には、様々な専門知識やスキルを持った個性的なメンターが勢揃いしています。
クライアントとしてカウンセリングを受けてみるのも良し、セッションで癒されるのも良し。
私たちメンターとつながって、自分の道を見つけてみませんか。
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ぜひお試しください。
Enneaヒロこと 湯田博和のプロフィール:
https://mfbmentor.com/official-enneahirokazu/
最後までお読みくださりありがとうございました。
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人間力研究所とは、誰もがメンターという
相談相手を持てる世の中づくりを目指し、
MFBメンターを育成している一般社団法人です。
今日は、「ウォークマンと、iPod & iTunes Storeとの間にある超えがたい壁」のテーマで考えてみます。
さて、今、目の前のテーブルの上に、一台のSONYのウォークマンが鎮座ましましているシーンを想像してみてください。
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時代は2000年、場所はアップル本社のダルシマー研究開発部の一室。
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当初、ラジオを合体させるプランもあったようですが、機器とインターネットとを結びつける画期的なアイディアは、早くからジョブズの頭の中にあったと言われています。
復帰後、iMacのメガヒットで息を吹き返したアップルの経営を盤石のものとし、PCを日常生活に必須のアイテムに育てるには、若者文化と音楽市場の力が必要でした。
ジョブズ自身が音楽の愛好者で(例えばビートルズやボブ・ディラン)、カウンターカルチャーとヒッピー文化と、禅の哲学(ミニマリズム)の信奉者だったことも大きい。
ウォークマンは、ジョブズから見て、音質の高さは抜群でしたが、多機能で複雑な操作が多く、ジーパンに手を入れて持ち歩くには重くて、使い勝手が劣っていると思っていたふしがあります。
また当時の音楽市場では、CDを購入するために店舗に足を運ぶ必要があり、広大なアメリカで、合理的な思考を好む若者にとってそれは、時間と手間と効率性の上でのロスだと考えられていました。
さて、以上の解決すべき「不」の課題を説明した上で、ここからが本稿の着眼点と重なります。
ジョブズは、機器(再生装置)とインターネットとをつなぐアイディアをいつどこでどのように得たのでしょうか?
さっそくChat GPTに質問してみましたが、私の満足のいく回答は返ってきませんでした。
ならば自分で想像してみるほかありません。
時は1986年の夏、場所はカリフォルニア州にある禅寺(タサハラ禅マウンテンセンター)。
11時間に亘る座禅に挑むジョブズの姿がありました(証言がある)。
前年に自ら創業したアップル社を追放され、NeXT社を立ち上げたものの、心はまだまだ失意の最中でした。
「間」とは何か? ジョブズは弘文老師に問います。
「空」とは何か?
「無」とは何か?
「仏性」とは何か?
「間」を感覚的に会得するために、弘文老師は書を書かせたようです。
ジョブズは、カリグラフィー(手書き文字)に並々ならない拘りを抱いていましたから。
例えば「誤」という漢字は14画の画数を持ち、言部に属しますが、それだけでは何ら本質的な説明になりません。
14画の黒い線と、背景の紙の白地から成る。
むしろ白地が「誤」を際立たせ、形と意味を生む。
書の黒と、背景の白とは対等な存在です。
どちらが欠けても存在しませんよね。
建物と空間、建物内部の部屋と部屋との間仕切りも同様です。
禅では常に空間を意識し、空間に着目します(色即是空空即是色)。
書道では、狭義の空間や時間の「間」だけでなく、私たちの内面の「間」(気の勢い)も重視するため、自己の内面の探求につながっています。
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仏性とは、仏としての性質ですが、私見では、救いでもあると思います。
そう考えると、雲と私たちとはつながってくる。
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もちろん、一回だけの体験でというよりは、ジョブズの長年の禅体験が積み上げられて、ある日ひらめき、そしてそのひらめきを、言葉でエンジニア達を説得できる確かなものにし、エビデンスを固めて行ったというのが真実だと思います。
そして、iPodとiTunes Storeとの組み合わせとは?
西洋哲学的に言うと、個体(個人)と普遍性(全体)との融合に他なりません。
飽くなき自由と創造性を求めるユーザー個人と、膨大で普遍的な、可能性に開かれたデジタルプラットフォームとの融合。
技術と人間性との融合でもある。
ジョブズが築いたアップル帝国のビジョンは、テクノロジーとリベラルアーツの交差点というビジョンでした。
本稿では触れられませんでしたが、弱肉強食の資本主義経済の中での激烈な競争と、その結果としての犠牲と、いくつかの産業の衰退を伴うものではありましたが。
一方で、禅僧の役割とは、狭義の物質主義からの解放を教え導くことです。
空間に存在する視えるものと、存在しない視えないもの、このふたつの関連性を考える。
ジョブズは言葉の正確な意味で、稀有な物質主義者(マテリアリスト)でしたが、哲学があり、人類のデジタル化を推進する明確なビジョンを持っていました。
0と1で記録するデジタル世界では、品質による差別化(優位性)が困難になるのを予測していました。
Chat GPTを公開したOpen AI社のCEOが、「AIが人類全体に利益をもたらし、人間に友好的なAIを普及発展させることを目標にしている」と、ビジョンを語っていたのが印象的でした。
(了)
さて、人間力研究所には、様々な専門知識やスキルを持った個性的なメンターが勢揃いしています。
クライアントとしてカウンセリングを受けてみるのも良し、セッションで癒されるのも良し。
私たちメンターとつながって、自分の道を見つけてみませんか。
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3,300円で提供しています。(お一人様1回限りの特別料金)
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ぜひお試しください。
Enneaヒロこと 湯田博和のプロフィール:
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最後までお読みくださりありがとうございました。
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